ラムネのビー玉

A そもそもこのビー玉って何のために入っているの?

B ラムネは、ビー玉が容器を密閉する「栓」の役割をしているよ。

瓶のサイダーやビールでは「王冠」という金属製の蓋、シャンパンはコルクが栓だ。

A どうやってビー玉で栓をするの?

B ラムネの瓶の入り口には「ロゴム」というゴムの輪っかがついている。

まずビー玉が入った空の瓶に味のついたシロップと炭酸水を一杯になるまで入れる。

その後、瓶を素早く逆さまにする。すると、炭酸水に含まれるガスの力で、口ゴム

にビー玉が押しつけられて栓になる。

A へぇ。漏れないの?

B ラムネの栓に使うガラス玉と玩具のビー玉は実は違う。

ラムネのガラス玉は、真球に近い。だから、隙間なくくっついて漏れることもない。

ラムネのガラス玉を「A級の玉」とすると、玩具の方はB級だから、ビー玉と呼ぶようになったという説もあるよ。

A ラムネの瓶って、何で真ん中がくびれているの?

B  逆さにして栓をするから、口ゴムに近いところにビー玉があった方が、効率的に栓ができる。それに、くびれがないと、ビー玉が瓶の入り口から底まで動いて、ガラスが欠ける危険も高くなる。ちなみに、くびれの上の2つの窪みは、ビー玉が入り口まできて飲み難くならないよう、止めておく役割をしている。